初心者でも参考にできる株価ランキング > 初心者の株価予想は危険

初心者の株価予想は危険

インターネットの登場によりかつては敷居が高かった株式投資のハードルは大幅に下がり、今では株を持っている高校生や大学生も珍しくありません。
そうした投資の一般化の波に乗って株価予想は今や一大ブームとなっています。
グーグルで検索を行えば市場全体から個別の銘柄まで多種多様な株価予想の情報がずらりと表示されることでしょう。

投資に興味がある人ならこうした投資予想ブログを見て「自分もやってみたい」と考えるのはごく自然な話です。
けれと株価予想に初心者が手を出すのは危険です。
実際のところ株価予想はやろうと思えば誰でもできるものです。
ゲームが好きな人がゲーム関連の銘柄、たとえば任天堂の株に対して「今度の任天堂のゲーム機は売れそうだから買い」と考えるのだって、これも一つの株価予想です。

しかしこれは雲が多いから雨が降ると言っているのと変わりありません。
本格的な株価予想では銘柄ごとのプラス材料、マイナス材料を要因ごとに分析し、それらの要因を総合的に勘案した上で購入ライン、売却ライン、損切りラインを設定していくのです。
これはとても素人に手におえる範囲ではありません。

上記の任天堂の株価予想にしても「今度のゲーム機は売れそう」という一つのプラス材料だけを見ているだけで、損切りラインなどは設定されていません。
もちろん株というのは究極的には上下するものなので、こうした根拠がないいい加減な素人予想でも大儲けできることはあります。
けれどその裏には大儲けした以上に大損害を出してしまい投資の世界から退場してしまった人たちがいることを忘れてはいけません。

趣味や雑談の種として「これは上がる、あれは下がる」と予想するなら構いませんが、高等数学の知識が必要とされる現代の投資理論を学ばず、山勘に近い初心者予想で大切な財産を注ぎ込むような真似は避けるべきです。
同様にインターネット上に数多ある素人の株価予想を盲目的に信じるのも危険です。

統計的や確率という言葉に惑わされてはいけない

初心者が聞くだけで根拠があると注目点にしてしまうワードに「統計的」「確率」と言った単語があります。
統計的、確率といったワードは数学や経済学でもよく使われるのでこれを目にしただけで学問的な根拠があると注目点にしてしまう人がいるのは無理のないことです。
しかし実のところこうした用語を使っているからと言って信用に値する情報ということにはなりません。
適当にそれらしい言葉を並べているインチキ論者はもちろん、きちんと統計に則った理論であっても酷い結果を引き起こすことは珍しくないのです。

なぜそんなことが起こるのか、その理由は統計とは解釈や用いるデータによっていくらでも結論が変わるからです。
「プロ野球解説者の嘘」「9回無死1塁でバントはするな」はどちらもプロ野球を統計的に分析している本です。
しかし同じアプローチをしているにも関わらず「プロ野球でバントをするのは有効な作戦か」についての結論が正反対になっているなど結果に食い違いが生じています。
統計的アプローチがまったくのインチキで役に立たないものだというわけではありません。
しかし過去のデータを分析して得られた結論だからといって、それを信じて投資をすれば成功できるというわけではないということです。

もしも投資がデータ分析通りに動く簡単なものであれば経済学者はみんな大富豪になっていなければおかしいと思いませんか?
ましてインターネット上で溢れている素人の「最強予想論」は論者が理論の正当性をアピールするために、都合の良いデータばかりを抽出していることが多いので要注意です。
結局のところ投資の世界も他の業界と同じく誰でも簡単に大成功できるようなうまい話はないということです。