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初心者が投資信託を利用して失敗するケースとは?

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初心者が投資信託を運用して失敗するケースの1つとして挙げられるのが、投資信託に対して短期間で利益が出ることを求めるケースです。
投資信託は商品によって手数料の有無が異なりますが、基本的には販売手数料、信託報酬、信託財産留保額の3つの手数料が掛かります。

販売手数料は購入する際に購入金額に対して3%前後の手数料が差し引かれます。
信託報酬は運用期間中に運用経費が純資産額から差し引かれます。
つまり、購入時に手数料が引かれるケースが多いためマイナスからのスタートになります。

また、投資信託は株や不動産に比べて短期間で激しく値動きすることはあまりありません。
値動きが緩やかであるため、短期的に基準価額が急増するケースは稀です。
以上の条件を考えると投資信託は長期間保有し、なるべく購入や解約の回数を少なくすることで手数料を多く払うことを押さえることが必要です。
しかし、初心者の方はなかなか購入した投資信託の基準価額が上がらなかったり、むしろ下がってしまうと、もっと他の投資信託に早めに乗り換えた方がいいのではないかと考えて、すぐに損失を確定させ解約してしまいがちです。

しかし冷静に考えてみると、投資信託を5年~10年と長期間保有していると、短期的には下がっていても長期的にみると上がる時期があるケースがほとんどです。
そのため、一時的に下がっているという理由から売ってしまうと失敗につながります。

また、前述の通り投資信託は常に価格が上下するため、買う時期を分散させることが大切です。
資金を1回ですべてつぎ込んでしまうと、高値で推移しているタイミングで購入した場合、その後損失を出して失敗するケースがあります。
時期を分散させて購入することによって、高値掴みを防ぎ安定した利益を出すことができます。

以上の通り、初心者の方は投資信託に短期間で利益を求めたり、今が買い時だと信じ込み資金を1度に投入してしまうと失敗につながります。

失敗を繰り返さないための考え方

投資信託で失敗を繰り返さないためには、目先の利益を求めるのではなく、冷静に長期的に運用することを心がけることが大切です。
投資信託は様々な商品があり、各販売会社がオススメしている人気上位の高配当で分配金が多く出る商品もたくさんあります。
しかし、10年~20年という長期間で運用することを考えると、現在は人気上位で多くの販売会社がオススメをしていても、数年後には世の中の経済情勢が変わり、人気の商品も変わってくることが予想されます。

また、現在は分配金が多くても、5年~10年と長期間高配当を継続させることは困難です。
つまり、販売会社がオススメする商品をなんとなく購入して他人任せに運用するのではなく、自分で経済情勢を把握し長期間保有することができると思う商品を購入する必要があります。
他人任せにせず自分であれこれと調べた上で購入した商品であれば、多少の基準価額の下落も冷静に判断して受け止めることができます。

また、投資信託に対して過大な利益の期待をしないことも大切です。
確かに投資信託は株や不動産ほどの利益は期待できませんが、逆に株や不動産ほど大きな損失を被るリスクはないと言えます。

一方で、銀行に定期預金としてお金を預けていても0.01%程度の利回りしか現在の経済情勢では期待できません。
しかし、投資信託は5年~10年と長期的に保有すれば2%~3%程度の利益は期待できますし、解約しすぐに現金化できる流動性も確保されています。

目先の利益に囚われることなく、投資信託は定期預金などに変わるインフレリスクに備える手段として位置づけて考えることができれば、日々の相場に一喜一憂せず冷静な運用をすることができ、失敗を繰り返すリスクを大幅に減らすことができます。