初心者でも参考にできる株価ランキング

投資家にとってどのような銘柄を売買するかは非常に重要なことです。
銘柄によって株価の動きが異なり、選んだ銘柄によって立てる戦略が変わってくるからです。
初心者の場合は、ランキングのデータを元に取引する銘柄を選んでみるのも良いでしょう。
ランキング上位に食い込むような株は注目度もアップするため、売買が盛んになる傾向があります。

しかしランキングに入っているすべての銘柄が取引に適しているわけではありません。
失敗しないためにも選び方を理解しておく必要があります。

株価はどの様に決まるのか

上昇気味のデータ

世界には様々な金融商品がありますが、ほとんどのものが需要と供給によって価格が決まります。
これは東京証券取引所に上場している3600社も例外ではなく、一部、二部、マザーズなどの市場の種類に関係なく購入したい人と売りたい人の注文によって現在の価格が変動していきます。
ネット証券などで取引をする場合、「板情報」を目にすることになるでしょう。
これは初心者にとってもわかりやすい作りとなっており、売りたい人と買いたい人の注文数と価格が表示されます。

取引が成立した価格が現在の株価です。
取引が成立しなければ価格に変動はありませんが、早く売りたい人は買いたい人が出している価格で売り注文を出すと、すぐに約定させることができます。
反対に早く買いたい人は売りたい人が出している価格で買い注文を入れることで売買が成立します。
買いたい人が多い場合は、すでに出ている売り注文を消化していくことになり、売り注文数がゼロになると早く買いたい人はさらに高い金額で買い注文を入れなくてはなりません。

そうして売り注文を消化していくことによってどんどん株価が上がって行くのです。
株価が下落するときは反対に買い注文を売りたい人が消化していきます。
日本の株式市場では株価が上下する変動幅が決まっているため、無限に高くなったり安くなったりすることはありません。

しかし翌日も需要と供給のバランスに大きな違いがあると値段が付かず、ストップ高やストップ安になることがあります。
需要と供給のバランスが取れるのに数日かかることもあり、ストップ高やストップ安が長い間続くと価格が大きく変動するでしょう。
米国株式のようにこうした値幅制限がない市場もあり、値幅制限がないことで1日で大幅に高くなったり安くなったりすることもあります。
市場の混乱を防ぐために取引所が一時的に売買を停止させるサーキットブレーカー制度というものはありますが、1日の中でも時間をかけて上下する場合はこの制度は発動されません。

日中は証券取引所に注文が流されますが、時間外では証券会社が開いている私的市場(PTS)を利用して売買することも可能です。
PTSでは市場参加者が少ないため取引量は少ないものの、証券取引所が閉まったあとにニュースが出ると大きく動くこともあります。
翌日の値動きを予測するうえでもPTSの株価は役に立つでしょう。

初心者は少額な低位株から投資を始めるべき

初心者マークとキーボード

1株あたりの株価は上場している会社によって違います。
株の売買をするときに注意しなくてはならないのが株価と単元です。
単元とは、10株単位、100株単位のように、取引できる最小単位のことを表します。
株価が上昇してくると購入するために必要な資金が増えてくるため、会社によっては単元が変更されることもあります。
100円の株が1000単元だった場合、最低購入資金は10万円です。

株式取引初心者の場合はまとまった資金を用意することができない場合もあるので、好きな会社の株を選ぶよりも、少額の資金でも購入できる株を探すと良いでしょう。
初心者におすすめなのが、1株当たりの価格が安い低位株です。
しかし低位株でも単元が1000単位の場合は購入資金が数十万円必要になることもあるので、購入するときは単元もセットにして確認をしましょう。
一般的には1株あたりの価格が500円以下のものを低位株と呼びます。

低位株のメリットは単に価格が安いことだけではありません。
1円上昇したときの上昇率が高くなりますし、東京証券取引所が定めている値幅制限も価格に対して高い割合となっています。
100円台の値幅制限は50%ですので、ストップ高になれば50%資産が増えることになります。

低位株はその日の値上がり率ランキングや値下がり率ランキングにも入りやすく、注目を集めやすい特徴もあります。
どのような株を売買するかはYahooファイナンスや日経新聞をチェックしてみるのも良いでしょう。

勘だけで投資をしていてもいつか失敗してしまいますので、情報収集と分析が非常に重要なのです。
Yahooファイナンスでは株価だけでなく、株式分割に関するニュースやプロの予想などさまざまな記事を読むことができますが、最も便利なのが検索でしょう。
自分が購入しようと思っている会社に関してピンポイントに素早く情報をチェックすることができます。

あまりパソコンの利用に慣れていない人は日経新聞のように紙媒体からの情報も有益です。
インターネットの情報に比べるとデータの更新が遅くなってしまいますが、日経新聞は経済や企業報道で圧倒的な存在感を持つ新聞です。
目的とした会社以外にも情報が豊富にあるので、経済全体の動きがわかるようになります。

株の投資にはリスクが存在する

下降推移と頭を抱えている男性

銀行預金と違い、こうした金融商品の売買には必ずリスクが存在します。
望めるリターンの大きな金融商品ほど大きなリスクが存在しています。
株式取引の場合は価格が変化することで利益が出ることも、損失が出ることもあります。

会社の経営状態が良ければ株価が下がっても元に戻るかもしれません。
しかし経営不振が続いているような場合は破たんしてしまう危険があり、もし会社が倒産すれば株は上場廃止となり、価値はなくなります。
現物だけで少額投資だった場合は損失も株の購入資金だけで済みます。
しかし預け入れている資金以上の取引ができる「信用取引」をすると少額で大きな金額を動かすことができるようになり、損失が出た時の金額も甚大になります。

株に限らず投資で大切なのがリスク管理です。
1つの会社に資金を集中させすぎず、複数の会社に分散して投資するのもリスク管理方法の1つです。
仮に1つの会社が倒産して株の価値がなくなってしまったとしても、他の会社が倒産していなければ、資金の全額を失うことはありません。
もし1つの会社に全額投資していた場合、その会社がなくなってしまえば資産の全額を失ってしまいます。

購入するタイミングによってもリスクは分散させることができます。
株価は毎日変化しているので、上昇すると思って購入した株でも下がってしまうことがあります。
最初から全力で購入をしていると、価格が安くなったときに購入することができず、取得平均価格が高いままです。
余力があれば安くなった時に追加購入することができ、取得平均価格を下げることができます。
平均価格が下がれば少し値上がりするだけでも損失を減らしたり、利益にすることもできるでしょう。

投資で最も大切なのは利益をどれだけ出したかではありません。
損失が出た時に最小限にできるようにすることです。損失さえ出さなければ利益は少しずつでも増えていきます。

資産が増えればその資金をさらに投資に回すことで、大きな利益を生むことができるようになります。
初心者は資金が増えてきたころに損失を出してしまう人が多いので、慣れてきたときほど気を引き締めて取引をしなくてはなりません。
長期間資産を動かすことが難しくなってしまいそうな場合や会社の経営に不安があるときは、損切りする勇気も持たなくてはなりません。